質問主意書

第2回国会(常会)

質問主意書


質問第百三十二号

税金申告無視専制に関する質問主意書

右の質問主意書を国会法第七十四条によつて提出する。

  昭和二十三年六月十一日

小川 友三      

       参議院議長 松平 恒雄 殿



   税金申告無視専制に関する質問主意書

 民主主義と人権尊重の今日、国民が正直に自己の所得を申告すると驚くべき数倍の増加更生決定と言う専制的の大々的天文学的数字の課税が出る、全国民の大半以上がこの苦悩に正に転落しておるがこの無理な押しつけ総額は所得申告との差、何百億万円なりや発表を乞う、審査請求を許すとあるも更生決定は納入を強制しておる、全日本国民で目下数十万人の人が差押えを食つておる、開国以来の数字と信ずるが何故申告を無視するか政府の処見を問う。

  右質問に対し速かなる御答弁を求む。