質問主意書

第2回国会(常会)

質問主意書


質問第百二号

中古衣類差益金税に関する質問主意書

右の質問主意書を国会法第七十四条によつて提出する。

  昭和二十三年四月二十七日

小川 友三      

       参議院議長 松平 恒雄 殿



   中古衣類差益金税に関する質問主意書

一、政府は中古衣類の公定価格を今回、望外に引上げたこの引上げは実際の取引値段より二、三倍も高値にてこの公定で売れる中古衣類は全く無い、売らうと思うも買い手がないベラ棒の高値である、その点が机上の空論相場である。
 公定を上げたから差益金税を払えと言う今回の政府の方針は困る、公定で売れるなら賛成であるが、公定の半値、又は三分ノ一の値の古物衣類に対し専制的、フアツシヨ的、課税は訂正すべきであるが処見を問う。

  右質問に対し速かなる答弁を要求する。