質問主意書

第2回国会(常会)

質問主意書


質問第六十五号

集団犯罪に関する質問主意書

右の質問主意書を国会法第七十四条によつて提出する。

  昭和二十三年四月十五日

小川 友三      

       参議院議長 松平 恒雄 殿



   集団犯罪に関する質問主意書

一、集団犯罪にも、大、中、小の形がある。小型集団犯罪がスリ団の一味である数名で巧みに電車、列車内を犯す連中で全国都市を中心に毎日何百件とある花咲く今頃は特に多く一人の警察官で手も足も出ず見送つておる現状を政府は知るや処見を問う、第何国人か不明の人々がおるとも言うが事実は内地の事件で二、三人の警官の集団防犯団を作らねば捕捉出来ない政府に之の実行案の有無、治安保全の為の処見を問う。

二、中形、大形の集団に対しては警官の集合に便なる様遠隔通勤方式を廃し一単位、警察署中心集合式宿舎を用意すべきで政府の治安政策さえ良ければ数年芦田内閣は存続出来ると信ずるが国民至幸の為の処見を問う。

  右質問に対し、御答弁を求む。