質問主意書

第2回国会(常会)

質問主意書


質問第四十九号

国民パス設定に関する質問主意書

右の質問主意書を国会法第七十四条によつて提出する。

  昭和二十三年三月二十九日

小川 友三      

       参議院議長 松平 恒雄 殿



   国民パス設定に関する質問主意書

一、国民全部が国民パスを所持する方法であるが、これにより犯罪そう査上有利な点は旅館もこの国民パスを見て宿帳に記入することにより犯人がすぐわかるのであるが、政府の処見を問う。

二、国民パスには写真と職業、住所氏名を要し年齢も当然記入し自治又は国家警察か市町村長発行の物たることとすべきで失業者、無職者と称する人が、闇ブローカーとして列車、電車に乗る場合、所持品によりこれを商業として課税する大特長があり政府収入の増大となり何百億円の増税必定と信ずる一石二鳥の本案に対し閣議において名首相芦田氏の実現処見を問う。

  右質問に対し御答弁を要求する。