質問主意書

第2回国会(常会)

質問主意書


質問第二十八号

公務員地域別俸給加算に関する質問主意書

右の質問主意書を国会法第七十四条によつて提出する。

  昭和二十三年二月五日

小川 友三      

       参議院議長 松平 恒雄 殿



   公務員地域別俸給加算に関する質問主意書

 公務員の地域別俸給加算に修正すべき点が多い、例えば国鉄関係だけにても大都会が特甲地にて参割の加俸であり関東地域の市が甲地にて弐割の加俸である、之の関東地域の市と東京都で壱割の差があるが、物価は同一であるので甲地の人々は差別待遇に生活苦で苦しんでおる。関西にても中京地区にても然りであるから政府は特甲地としてこれ等大都市近くの市の公務員を待遇すべきであるが処見を問う。
 又、乙地域の待遇の人々はこの甲地たる市区域外の町の人である、市と物価の差は全くないばかりか、かえつて町の方が商人が、一、二割の利益を得て物品を売るので、物価は高いのに乙地域として壱割しか手当がないのは甲地域として待遇すべきであるが政府の公平なる処見と政策の変更を問う。

  右質問に対し速かなる答弁を要求する。