質問主意書

第1回国会(特別会)

答弁書


(答弁書第百九号)昭和二十二年十一月十二日配付

内閣参甲第一二四号
  昭和二十二年十一月十一日

内閣総理大臣 片山 哲      


       参議院議長 松平 恒雄 殿

参議院議員木檜三四郎君提出小作料金指定価格の不公平に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。



   参議院議員木檜三四郎君提出小作料金指定価格の不公平に関する質問に対する答弁書

 御質問の要点は、要するに農地改革の趣旨は判るが、現実の問題として現在の小作料収入では他に収入の途のない地主は生活できぬではないかということにあると思うが、地主も従来のように小作料収入で生活するという考は改めて、自己の勤労によつて生計を立てて行くように努力をして貰わなければならぬ。而してこの問いについては、政府は、一日も早く国民経済が復興して全国民に就労の機会を与えるように努力をしている次第であるが、一面特別な事情のある場合に生活も困難な向に対しては生活保護法の適用によつて救済に遺憾なきを期したい。