質問主意書

第1回国会(特別会)

答弁書


(答弁書第二十二号)昭和二十二年八月十三日配付

内閣参甲第二五号
  昭和二十二年八月十二日

内閣総理大臣 片山 哲      


       参議院議長 松平 恒雄 殿

参議院議員小川友三君提出昭和二十二年中古衣類査定価格廃止に関する質問に対し、別紙答弁書を送付す。



   参議院議員小川友三君提出昭和二十二年中古衣類査定価格廃止に関する質問に対する答弁書

 質問の主意は統制額自体を廃止したがよいとの意味であると解するが、これを廃止すれば、衣料品逼迫の現状においては、直ちに投機の横行価格の高騰を来し、新製品の横流れ等の悪影響あるのみでなく、その結果は徒らにブローカーの利益を増加して、必ずしも大衆の利益とはならず、不適当と考える。なお統制額の地域的凹凸の是正及び価格査定の適正化については努力したい。