質問主意書

第1回国会(特別会)

質問主意書


(質問第百三十号)昭和二十二年十一月二十八日配付

少年盲人教育等に関する質問主意書

右の質問主意書を国会法第七十四条によつて提出する。

  昭和二十二年十一月二十六日

小川 友三      

       参議院議長 松平 恒雄 殿



   少年盲人教育等に関する質問主意書

一、盲学校に就学せる少年は四〇%であるが、外の六〇%は、未教育のままである。新憲法により平等に、国家は教育し文化を向上せしむべきであるが政府の処見を問う。

二、少年でなくとも青年にても教育し盲人のため、万全の良策を樹立すべきであるが処見を問う。

三、六・三制の実行上、政府は非常なる困難下にあると信ず。国民又、非常なる不便しておるが、幸い仏教国と称さるる日本には大寺院が町村に存在している、寺院も世の変りにて収入も限少しておるので新築出来ない学校として、臨時に茲十年間ぐらい寺院を利用しては如何。