質問主意書

第1回国会(特別会)

質問主意書


(質問第四十三号)昭和二十二年八月二十二日配付

受刑者の賞与金に関する質問主意書

右の質問主意書を国会法第七十四条によつて提出する。

  昭和二十二年八月二十日

小川 友三      

       参議院議長 松平 恒雄 殿



   受刑者の賞与金に関する質問主意書

 現在受刑者の数は七万数千人に達しておるが、刑務作業に服して一ケ月五円か六円平均の賞与を受け、一ケ年の受刑後でも五十円か六十円であり、汽車の切符さへ求められないので出所後再犯する主要の原因となつておる、現在のインフレ時代に少なくも日給十円か十五円に値上げして出所後の汽車賃や再起資金を作つてやる親心が再犯防止と、又受刑者の救済になると信ずるが、政府の処見を問う。

  右質問に対し政府は、如何なる見解を有するや、答弁を希望す。