請願

 

第203回国会 請願の要旨

新件番号 878 件名 定期接種の機会を逃した女性に対する子宮頸がん予防ワクチン接種機会の確保に関する請願
要旨  子宮頸(けい)がん予防ワクチンは定期接種であるにもかかわらず、二〇一三年六月以降、子宮頸がん予防ワクチンに関する情報及び接種券が送付されなくなった。公費での接種が受けられないまま、定期接種の機会を逃してしまった人がワクチン接種を希望した場合、全額自己負担で約四~五万円が掛かり、副反応による健康被害が発生した際はその補償にも差がある。定期接種の期間に情報がもらえなかったために機会を逃したにもかかわらず、高額なワクチンを全額自己負担で接種しなければならないことは、十~二十代の人にとってはとても負担が大きく、受けようと思って簡単に払える額ではない。定期接種の機会を逃した女性が、情報の不足や経済的な理由からワクチンで守れるはずの命と健康を失うことがないようにする必要がある。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、子宮頸がん予防ワクチン定期接種の機会を逃し、任意接種を希望する女性に対して、経済的負担を軽減するための措置を行うこと。
二、定期接種の接種機会を逃した女性に対して、ワクチンを含む子宮頸がんの予防について正しい情報提供を行うこと。

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