請願

 

第192回国会 請願の要旨

新件番号 409 件名 安保法制(戦争法)を、南スーダンPKOに参加する自衛隊に発動せず、速やかに廃止することに関する請願
要旨  平和安全保障関連法は、憲法第九条が禁じる国際紛争解決のための武力行使を可能とするもので、憲法違反であることは明らかである。その内容は紛れもなく戦争法である。今最も懸念されるのは、この法律が南スーダンPKOに派遣している自衛隊に初めて適用されようとしていることである。南スーダンは、今、大統領派と反大統領派の戦乱が拡大し、国連によるPKO増員を南スーダン政府自身が拒絶するという状況である。PKO部隊の死傷者も生まれ、自衛隊の宿営地にも複数の弾痕が確認されるなど戦乱状況が悪化している。この地域で新たに任務を拡大し、安全確保業務や駆け付け警護などを行えば、自衛隊員が殺し殺される現実的な危険性が生まれてしまう。報道では、この任務は青森の自衛隊に対して最初に付与されるとされている。青森の自衛隊員が遠くアフリカの地で殺し殺される危険に直面していることを黙って見ているわけにはいかない。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、南スーダンPKOに参加する自衛隊に、「平和安全保障関連法」の発動をしないこと。
二、戦争法である「平和安全保障関連法」を速やかに廃止すること。

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