請願

 

第186回国会 請願の要旨

新件番号 2887 件名 憲法九条を壊し、日本を海外で戦争する国へとつくり変える集団的自衛権行使を容認する閣議決定や立法に反対することに関する請願
要旨  安倍首相は五月十五日、自らのブレーンばかりの「安全保障の法的整備の再構築に関する懇談会」(安保法制懇)の報告書を受けた記者会見で、憲法解釈を変更し歴代政権が禁じてきた集団的自衛権行使容認の閣議決定と自衛隊法改正の検討に入ることを表明した。集団的自衛権とは、日本が攻撃されていないのにアメリカの戦争に日本の自衛隊を参戦させ、戦場で「殺し、殺される」国になることである。限定的、必要最小限度などと述べても、憲法第九条の歯止めを外す、その重大性は全く変わらない。政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないようにすることを決意した日本国憲法の平和主義を根本から否定するものである。立憲主義を踏みにじり、時の一首相、一内閣が、戦争をしないと誓った日本の国の在り方を勝手につくり変えることなど絶対に許されない。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、集団的自衛権行使を容認する閣議決定や立法を行わないこと。

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