請願

 

第174回国会 請願の要旨

新件番号 1302 件名 高過ぎる国保料(税)の一人一万円引下げ、命綱である保険証の取上げ中止に関する請願
要旨  国民健康保険の保険料(税)が高過ぎて払えず、保険証を取り上げられ、病院にかかれず命を落とす深刻な事態が起きている。国民健康保険は低所得者が多く加入するため、手厚い国庫負担なしには存続できない制度である。しかも、大幅に増加した非正規労働者やリストラされた失業者などの加入者が急増しており、一層手厚い援助が求められている。ところが、歴代政権は国の負担を引き下げ、一九八四年度に五〇%だった国庫負担率が二〇〇七年度には二五%と半減し、この間に一人当たりの国保料は二倍以上に値上がりした。鳩山首相は、「この問題は看過できない」「財源の確保に努力してまいりたい」と答弁しており、負担増から軽減に、国が責任を果たすため国庫負担を引き上げるべきである。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、国保会計への国庫負担を五〇%まで計画的に引き上げ、国保料(税)をだれもが払える水準に引き下げること。当面、国庫から四、〇〇〇億円を投入し、国保料(税)を一人年間一万円引き下げること。
二、保険料の滞納を理由にした保険証の取上げをやめさせること。
三、国の責任で、低所得者や収入が激減した人を対象とした国保料(税)の減額・免除制度を拡充し、窓口負担の減免措置を推進すること。

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