請願

 

第169回国会 請願の要旨

新件番号 432 件名 後期高齢者医療制度の中止、抜本的な見直しに関する請願
要旨  後期高齢者医療制度の保険料は、年金から強制的に天引きされ、年額一八万円未満の年金受給者は、自分で保険料を支払うことになり、滞納が続くと保険証が取り上げられる。福田政権は、参議院選挙での敗北を受けて、サラリーマンなどの子供に扶養され、保険料を負担する必要がなかった二〇〇万人については、保険料を免除・減額し、七〇歳から七四歳の窓口負担を一割のまま据え置くとしているが、共に一年のみの措置で、総選挙目当ての世論対策に過ぎない。高齢者が若い世代に比べ、病院に掛かる回数が多くなるのは当然であり、高齢者の受診抑制と医療からの排除を強める後期高齢者医療制度に反対する。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、後期高齢者医療制度の二〇〇八年四月からの実施を中止し、制度を見直すこと。
二、七〇歳から七四歳の医療費窓口負担一割から二割への引上げをやめること。
三、医療費抑制から公的医療費拡大へ政策を転換すること。

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