請願

 

第166回国会 請願の要旨

新件番号 2243 件名 改正前の教育基本法を学校や社会にいかすことに関する請願
要旨  子育てに悩む親や多くの国民は、子供たちが伸び伸び育ち、友達や家族、教職員や地域の人たちと豊かな人間関係をはぐくめる学校や地域を望んでいる。そのためには、平和で民主的な日本をつくることを定めた憲法と、その理想を実現するために教育の目的や方針を定めた改正前の教育基本法の精神を、学校教育や社会にいかすことが必要である。与党は、憲法や教育基本法の基本理念を真っ向から否定し、子供や国民の権利に基づく教育から国家による教育への転換を迫っている。それは、日本を再び戦争をする国につくり変えようとする憲法改正の動きと合わせ、国家が直接教育に介入し、国を愛する心の押し付けなど教育統制を強めるものである。
 ついては、憲法を守るとともに教育基本法を改正前に戻し、これを学校や社会にいかすことを求め、次の事項について実現を図られたい。

一、憲法・改正前の教育基本法の理念を真っ向から否定する、改正教育基本法を廃止すること。
二、子供たちや国民の声を尊重して、憲法・改正前の教育基本法、子どもの権利条約を学校や社会にしっかりいかす施策を進めること。
三、政府が直接教育に介入することになる「教育振興基本計画」の策定をやめること。

一覧に戻る