請願

 

第166回国会 請願の要旨

新件番号 6 件名 憲法第九条を守り、世界の平和にいかすことに関する請願
要旨  日本国憲法は、悲惨な戦争とそれを生み出した政治の仕組みへの反省から、平和・民主主義への強い願いを基につくられた。中でも第九条は、戦争の放棄と戦力の不保持を宣言し、武力による国際紛争の解決を否定した。この原則は、制定から六〇年経(た)った今でも、イラク戦争を始めとした世界各地のテロと暴力の連鎖を見れば、普遍的価値を持つものとなっている。しかし、今、日本では、イラクへの自衛隊派遣を始め、集団的自衛権の容認や武器輸出制限の緩和など、第九条の原則を否定するばかりでなく、第九条を中心に憲法そのものを変えようという動きまでが強まっている。これは、多くの先人たちの尊い犠牲を無にするものである。世界には日本国憲法第九条に強い信頼を寄せる人々が沢山いる。第九条の精神を広めていくことが、日本が世界から信頼され、テロや戦争の危機から免れ、平和につながる道である。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、憲法第九条を守り、平和のためにいかすこと。

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