請願

 

第165回国会 請願の内閣処理経過

件名 原子力発電等に関する請願
新件番号 657 所管省庁 経済産業省 内閣処理経過受領年月日 H19.6.11
処理要領  原子力については、安全確保を大前提に、国民の理解を得つつ、一つ一つの課題に着実に取り組むことが重要と認識し、これまでも安全規制、防災対策の実効性の向上及び立地地域・周辺地域で行われる公共用施設整備や、住民福祉の向上等、周辺環境整備の充実強化のために必要な予算措置を講じてきているところであり、今後も必要かつ適切な措置を講じるべく努力してまいりたい。特に、避難のための道路については、国及び地方公共団体が連携してその整備に必要な予算措置に努めているところであり、今後とも必要かつ適切な措置を講じるべく努力してまいりたい。
 なお、平成一六年八月九日に発生した関西電力株式会社美浜発電所三号機二次系配管破損事故については、国としても重大なものと受け止めており、事故発生直後に設置された事故調査委員会において事故原因の調査と再発防止策の構築に徹底して取り組み、平成一七年三月三〇日、同委員会による最終報告書がとりまとめられた。これを踏まえ、政府としても、配管の肉厚管理の徹底など、事故の再発防止に全力を尽くしてきたところ。平成一八年三月二八日の同委員会において事業者の再発防止対策が自律的に実施されていることを確認した。
 また、北陸電力株式会社志賀原子力発電所二号機の耐震安全性については、国としては、同機を含めた既設の原子力発電所の耐震安全性は確保されていると考えているところである。なお、現在、各原子力事業者等において、昨年九月に改訂された「発電用原子炉施設に関する耐震設計審査指針」等に照らして、既設原子力施設の耐震安全性の評価が実施されているところである。国としては、その結果について報告を受け、その妥当性の確認を行うこととしている。
 今後とも、引き続き安全の確保に万全を期するとともに、安全対策の取組状況については、国民に説明し、信頼を一層高められるように努めてまいりたい。

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