新件番号 | 699 | 件名 | 国による三十人学級実現、私学助成大幅増額に関する請願 |
---|---|---|---|
要旨 | 学力の低下や高校中退、不登校やいじめ、子供の起こす痛ましい事件など子供を取り巻く状況はますます深刻になり、多くの父母・教師が危機感を持っている。このような中で三〇人学級実現は大きな世論になり、今年度少人数学級を実施した自治体は四五道府県になった。しかし財政難を理由に少人数学級のための教員を採用しないため、教育の質の低下や教師の多忙化に拍車が掛かるなどの問題が指摘されている。また義務教育でありながら自治体の方針や財政状態により教育環境に大きな格差がある。長引く不況の中で公立、私立とも教育費の父母負担は限界である。合格しても進学を断念したり、授業料を払えず退学せざるを得ない子供が増えている。 ついては、教育基本法の理念をいかして、学校が友達や先生と楽しく学び合い、人間形成をしていく場になるよう、次の措置を採られたい。 一、標準法の定数を三○人にし、小中学校の三〇人以下学級を実現すること。また公立高校も三〇人以下学級にすること。 二、私学助成を大幅に拡充すること。 三、国の責任で正規教職員を採用すること。 四、支援を必要とするすべての子供たちに、発達に応じた教育を保障し、その充実を図ること。 五、教育費減税を始め、教育費の父母負担を軽減すること。 六、義務教育費国庫負担金を増額すること。 |