請願

 

第161回国会 請願の要旨

新件番号 1 件名 日本における非人道兵器クラスター爆弾の全廃に関する請願
要旨  現在の自衛隊は憲法第九条との整合性から、専守防衛を大義名分とし、自国の防衛のみの必要最低限の戦力の保有を認めるというのが、現行自衛隊に対する政府見解である。クラスター爆弾は、残虐かつ殺傷能力の強い兵器であるばかりでなく、炸裂(さくれつ)した後の残存の破片による二次被害は、対人地雷と同様、民間人の多くを犠牲にする非人道兵器として、位置付けられており、専守防衛を旨とする自衛隊が、これを保持し、購入することは、憲法前文と第九条に抵触するおそれもあるとともに、日本国がオタワ条約に加盟し地雷を自衛隊から全廃した前例から、対人地雷以上の残虐かつ非人道的なクラスター爆弾を日本から放逐することは日本国の当然の責務と考える。
 ついては、日本からのクラスター爆弾の全廃と購入の禁止とともに、非人道兵器の自衛隊への配備と購入を禁止されたい。

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