請願

 

第155回国会 請願の要旨

新件番号 1226 件名 すべての子供への行き届いた教育の保障、心の通う学校をつくることに関する請願
要旨  父母・国民は、子供と教職員が、人間的に触れ合い、すべての子供の個性と能力を全面的に伸ばす教育を求めている。しかし、いじめによる自殺、小中学校の不登校、高校中退者の問題などが、重大な社会問題となっている。また、学費の高騰と公私格差の拡大によって、教育費負担も、極めて深刻な問題となっている。児童生徒減少期という条件を生かして、小・中・高校の三○人以下学級の実現、障害児教育の充実、私学助成の大幅増額の実現を強く求める。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、小中高三○人学級(高校職業科二五人、定時制二○人)を早期に実現し、すべての学校の教職員を増やすこと。そして複式学級を即時に解消すること。
二、義務教育費の国庫負担制度を守り、教育費の父母負担を軽減して、教育費の無償化計画を立てること。
三、私学助成の国庫補助制度を守り、私学助成を大幅に増額すること。取り分け経常費二分の一助成の実現、施設整備費補助を拡充し、授業料一律補助や学級規模改善助成、専任教職員特別補助を実現すること。
四、国の責任で学校の建物を補修・改築すること。
五、希望するすべての子供たちに高校教育、障害児学校高等部教育を保障すること。
六、長期不況下の子供たちの就学保障のために公立・私立の児童・生徒に授業料減免制度や奨学金制度などを充実すること。

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