請願

 

第155回国会 請願の要旨

新件番号 832 件名 すべての子供へ行き届いた教育を進め、心の通う学校をつくることに関する請願
要旨  私学の現状を考えると、教育費の軽減が重要である。ところが、私学における父母の教育費負担は年々加重になっている。学費の高騰は、教育の機会均等を著しく損ない、公教育をゆがめる大きな要因ともなっている。私学は生徒の減少・私学助成の抑制・不況の進行によって深刻な財政危機を招いており、そのために一層膨大な学費値上げを余儀なくされ、劣悪な教育条件を改善できる見通しも立たない。私学助成を大幅に増額することが必要である。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、私学助成の国庫補助を大幅に増額すること。
二、専任教員を増やすための特別助成を実現すること。
三、生徒全員に授業料減免制度を実現すること。
四、三十人以下学級実施のための助成の拡充をすること。
五、家計急変の生徒への、就学保障制度を充実すること。
六、義務教育費の国庫負担制度を守り、充実すること。
七、希望するすべての子供に高校教育を保障し、すべての障害児に発達と障害に応じた義務教育終了後の教育を保障・充実すること。

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