請願

 

第155回国会 請願の要旨

新件番号 663 件名 フランチャイズ産業の健全化に関する請願
要旨  我が国のフランチャイズチェーン産業は、本部数一、〇〇〇社以上、加盟事業者数二〇万余、年間販売額一七兆円以上に達し、なお増え続けている。働く国民は三〇〇万人に迫っている。また、コンビニエンスに代表される小売業、清掃、写真その他のサービス業、各種塾経営などその業種も多岐にわたっている。新規創業、雇用の創出など地域経済の活性化や、住民の消費生活の充実など、今や我が国の経済社会で果たしている役割は極めて大きいものがある。しかし、本部と加盟事業者の間の契約関係等には、不公正な関係が存在し、トラブルの多発など必ずしも健全な産業とは言えない実態にある。産業の位置・役割の大きさにかんがみ、その健全化は我が国の経済活性化にとって積極的意義を持つ。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、フランチャイズチェーン産業健全化のための新法を制定すること。
二、中小小売商業振興法の適用対象業種以外のフランチャイズチェーン産業について、本部と加盟店の取引関係の実態を踏まえ、本部の「情報開示」を進める等、特別の対策を講ずること。

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