議長のあいさつ

皆様におかれましては、令和６年の新春を健やかに迎えられたことと存じます。

昨年は、新型コロナウイルス感染症の法的位置付けが「５類感染症」に移行され、コロナ禍前の「日常」が少しずつではありますが戻ってまいりました。当たり前のように存在していた「日常」のありがたみを実感すると同時に、それを守り、支えてくださっている多くの方々に改めて感謝と敬意を表します。

一方で、いまなお苦境にある方々や地域への支援は引き続き重要な課題です。加えて、世界情勢の不安定化、少子高齢化、エネルギー・物資の安定供給、災害や気候変動問題への対応など、将来的に我が国の「日常」を脅かしかねない課題も山積しております。

参議院といたしましては、こうした諸課題に対し、本院の特徴である長期的・総合的な観点を活かしながら、真剣かつ活発な議論を積み重ね、解決への道筋を示すべく力を尽くす所存です。私自身も、参議院が今後も国民から信頼され、「良識の府」として期待される役割を果たせるよう、議長として同僚議員のご協力を頂きながら引き続き精力的に取り組んでまいります。

結びに、この一年が皆様にとって穏やかで実り多いものとなりますことを心より祈念いたしまして、新年の挨拶といたします。