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議長のあいさつ


 年頭所感

議長の写真

 皆様には、新しい年の始まりをお健やかにお迎えになられたことと存じます。
 昨年、参議院は創設から70年の節目を迎えました。これを記念して5月に実施した特別参観には、2日間で合計14,000名を超える方々がお越しになりました。改めて、国民の皆様の国政への関心の高さを感じるとともに、議長として身の引き締まる思いがいたしております。
 現在、我が国においては、東日本大震災など頻発する自然災害からの復興、北朝鮮の核・ミサイル問題を始め複雑化する外交関係、様々な産業の急速なグローバル化への対応など、国民生活にも影響が大きい解決すべき課題が山積しております。
 こうした諸課題に対して、今後も参議院は、任期6年という特性を活かして、長期的・総合的な観点からしっかりと向き合うとともに、目まぐるしく変わる時代の中で国民の要請を受け止めながら、社会の安寧と人々の豊かな暮らしのために真摯に議論を重ね、「良識の府」としてその使命を果たしてまいりたいと存じます。
 本院は、更なる改革を進めるため、昨年2月、議長の下に参議院改革協議会を約6年ぶりに設置し、参議院の在り方や選挙制度改革について議論を行っております。今後も引き続き、本院が独自性を発揮するために各会派協力の下、活発な議論が交わされることを期待しております。
 この一年が皆様方にとりまして、穏やかで、平安なものとなりますことを心よりお祈り申し上げ、私からの新年の御挨拶といたします。


 平成30年 元旦

参議院議長「伊達 忠一」(議長の署名)