新件番号 | 1266 | 件名 | 安心・安全な地域公共交通を守ることに関する請願 |
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要旨 | 第二種運転免許を必要としないライドシェアが地域を限定して解禁された。オーバーツーリズム(観光公害)による観光地や地域でのタクシー不足が理由の一つとされたが、ライドシェアは利用者に危害を及ぼす輸送方法である。ライドシェアを導入した諸外国では性犯罪や暴行、交通事故などが多発したことから、約八割の国で規制強化や運行禁止とされているのが今の世界の情勢である。外務省は、営業許可を受けない白タクには乗らないように渡航者に注意喚起している。安心・安全な地域公共交通としてのタクシーを守っていくことは、利用者保護や利便性の向上につながる。国の責務として地域公共交通を維持する補助金を増額し、深夜でも障害者や高齢者などの交通弱者が安心して利用できる制度を設けることは、世界から評価されている日本のタクシーを持続可能なものとするために重要である。 ついては、次の事項について実現を図られたい。 一、利用者に危害が及ぶライドシェアを見直すこと。 二、道路運送法第七十八条(自家用有償旅客運送)を無限定に緩和しないこと。 三、第二種運転免許を緩和、廃止しないこと。 四、地域公共交通を維持するため、乗合タクシー・デマンド交通などの補助金を大幅に増やすこと。 五、障害者、高齢者、妊産婦などの交通弱者がタクシーを利用しやすい制度を国の責任で設けること。 |