請願

 

第213回国会 請願の要旨

新件番号 1050 件名 オスプレイ飛行の永久停止と配備撤回に関する請願
要旨  陸上自衛隊が導入するオスプレイV―22の木更津駐屯地への暫定配備が開始されてから三年半が経過した。二〇二四年一月現在の配備は十四機で残りは三機となる。米軍との合同を含め全国での飛行訓練が続いてきたが、この間もオスプレイの事故は全世界で繰り返し起こっている。二〇二三年十一月には屋久島沖で米空軍機が墜落した事故で八名が死亡し正式運用以来最大の惨事となった。オスプレイは開発段階から事故を多発させている欠陥機である。二〇二二年に五名が死亡した墜落事故に関する米軍の報告書によれば、クラッチの不具合という構造的問題が事故を引き起こしたこと、不具合がなぜ起きるかは特定できていないことが明らかになり、根本的改善を行うことなく飛行を継続させてきた米軍と日本政府の責任は重大である。もし市街地で墜落事故が発生すれば、その被害は恐るべきものとなる。今こそ事故原因の究明、飛行の永久停止・配備撤回が必要である。政府はこの欠陥機を配備するために佐賀空港の増設工事を強行している。今後更に三機搬入予定であり、無駄遣いをやめアメリカに払戻しを求めるべきである。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、屋久島沖での墜落事故の原因究明に日本も加わり、結果を直ちに公表すること。
二、木更津基地への陸上自衛隊オスプレイの暫定配備撤回と整備を中止すること。
三、米軍・自衛隊のオスプレイの飛行を永久に停止し、配備を撤回すること。
四、未配備の陸上自衛隊三機分の搬入を中止し、払戻しを求めること。

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