請願

 

第213回国会 請願の要旨

新件番号 194 件名 教育予算の大幅な拡充に関する請願
要旨  政府はこども未来戦略方針を閣議決定したが、子供予算の倍増は二〇三〇年代初頭まで先延ばしにされた。一方で、軍事予算の倍増は二〇二七年に達成する見込みが示されている。物価の高騰と円安の進行が生活を直撃し貧困と格差が拡大する下で、子供の貧困も深刻化しているが、日本の子供関連予算、教育予算は国際的にも低い水準のまま放置されている。全ての子供たちが健やかに学び育つために子供のための予算を大幅に増やし、基準・施策を抜本的に改善し、公的保育や公教育を守ることを求める。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、給食費、教材費を含め義務教育を完全無償化すること。学校給食への地場産、国産、有機食材の使用を進め、予算を確保すること。就学援助を抜本的に拡充し、公費補助を増やすこと。
二、国の責任で二十人学級を展望した少人数学級を小学校、中学校で実施すること、高校でも標準法の改定で三十五人学級を実施すること。一方的な学校統廃合を推進しないこと。
三、正規の教職員を増やし、長時間過密労働を解消すること。残業代を支給すること。
四、「一人一台タブレット配備」による各家庭の自己負担をなくすこと。
五、全国一斉学力テストを中止し、結果の公表をやめること。
六、大学など高等教育の高額授業料を下げること。公立私立とも高校授業料などを無償化すること。

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