請願

 

第212回国会 請願の要旨

新件番号 18 件名 ライドシェアに関する請願
要旨  現在、世界的にライドシェアが流行しており、日本でも新たな交通手段を導入することによって多くのメリットが得られる。ライドシェアの導入によりタクシードライバーの人手不足の解消、交通手段の利便性の向上、経済活動の活性化、また、車の台数を削減し、二酸化炭素の排出削減や地球温暖化を抑制できるため、環境への貢献が期待できる。タクシードライバーの高齢化も進んでおり、平均年齢はおよそ六十歳で、高齢化による事故のリスクやサービス品質の低下などが懸念されている。タクシードライバーの人手不足が加速する中、二〇二二年に施行された改正道路交通法によって第二種免許の取得条件が緩和されたが、コロナの影響で高齢者ドライバーが感染防止のため離職した影響もあり、人手不足はいまだに続いている。コロナ終息に伴い観光需要が回復しつつあり、観光客や地域住民の移動手段としてタクシーや他の交通手段への需要が高まっているが、人手不足によりタクシーが来ないといった問題が発生している。このままでは、利便性の低下やインバウンドの減少により経済活動の停滞を招く。また、日本は自然災害が多い国であり、地震や緊急事態においてはタクシーが必要不可欠である。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、ライドシェアを解禁すること。
二、タクシードライバーの高齢化や人手不足に対処すること。

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