我が国の国会は二院制を採用しており、参議院には衆議院に対する抑制と補完の役割が期待されています。こうした期待に応えるべく、歴代参議院議長の下で、参議院改革のための努力が続けられ、運営及び組織に関し、多くの改革が実現し、定着してきました。例えば、正・副議長の会派離脱、総予算の委嘱審査制度の導入、参議院における実質的審議期間を確保するための常会の1月召集、国会テレビ中継の実施、押しボタン投票方式の導入、行政監視委員会の設置、決算審査の充実、ODA調査のための議員派遣の実施などがその主要なものです。
調査会制度は、こうした参議院改革の成果の一つであり、昭和61年5月、参議院改革協議会の答申(昭和60年11月)に基づき、国会法及び参議院規則の改正が行われ、参議院独自の制度として創設されました。これを受け、第14回通常選挙後の昭和61年7月には、「外交・総合安全保障に関する調査会」、「国民生活に関する調査会」、「産業・資源エネルギーに関する調査会」の3調査会が設置されました。