請願

 

第201回国会 請願の要旨

新件番号 1957 件名 ばくち合法化のカジノ実施法の廃止に関する請願
要旨 　刑法が禁じる賭博場・カジノを解禁するカジノ実施法（特定複合観光施設区域整備法）は、（一）違法なカジノを民営で解禁、（二）日本人客への規制として、入場料は一回僅か六千円、七日間のうち三日間までの入場規制（しかし、二十四時間営業で七十二時間入り浸ることが可能）、（三）ギャンブルの賭け金をカジノ業者が貸し付けることが可能など、ギャンブル依存症の防止に何ら実効性がないことは明らかである。しかも、全国で三か所に設置できるなどとしている。ギャンブル依存症を深刻化させないためには新たなギャンブル場をつくらないことこそ必要である。また、大阪でのカジノの誘致先とされている人工島・夢洲は、（一）地震・津波で甚大な被害が予想される、（二）廃棄物最終処分場がなくなり、新しい最終処分場建設にばくだいな費用がかさむ、（三）夢洲までの交通アクセスに巨額の費用が掛かるなどの問題点が明らかになっている。百害あって一利なしのカジノ実施法を廃止すること、健全な経済対策を推進することを強く求める。
　ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、カジノ実施法（特定複合観光施設区域整備法）を廃止すること。

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