請願

 

第154回国会 請願の要旨

新件番号 13 件名 教育予算の大幅な増額による行き届いた教育の実現に関する請願
要旨 　一人一人の子供に確かな学力を保障し、希望をはぐくむ教育を実現することは、国民の切実な願いである。しかし、不登校・高校中退・いじめ・学級崩壊などに加え少年事件が社会的問題となるなど、現在の教育に対して多くの国民は不安を感じている。こうした状況を克服するには教育条件の改善が必要である。
　ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、次の事項のための私学助成を大幅に増額すること。
　１　経常費二分の一助成
　２　施設整備費補助の拡充
　３　授業料一律補助
　４　学級規模改善補助
　５　施設設備費補助
二、私学助成の国庫補助制度及び義務教育費国庫負担制度を守り、充実させること。
三、小中高三十人以下学級（高校職業科二十五人、定時制二十人）を早期に実現すること。また、複式学級についても解消すること。
四、すべての学校の教職員を増員すること。また、私学には専任教職員を増員するための特別措置を講ずること。
五、教育費の父母負担を軽減し、教育費の無償化計画を立てること。
六、希望するすべての子供に高校教育を保障すること。
七、障害児に行き届いた教育を保障するため、障害児学級・学校を増設するとともに、通常学級の教育条件を整備すること。
八、子供の命と安全を守るため、学校建物を補修・改築すること。
九、長期不況下における子供の就学保障のため、公立及び私立の児童・生徒に対する授業料減免制度や奨学金制度などを充実させること。

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