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議長のあいさつ
年頭所感
明けましておめでとうございます。
昨年もまた、家族や友人と気兼ねなく触れ合える日々の尊さを感じた一年でした。私たちの命と暮らしを支える仕事に携わっておられる全ての皆様へ改めて心からの感謝を申し上げます。
ワクチンの普及や処方薬の開発など、長いトンネルの先に光が見出せるような話題もある一方で、オミクロン株の発生等、感染症をめぐる状況は依然として油断のならない状況が続いています。
感染拡大防止や重症化の予防に加え、コロナ禍により苦境にある方の支援や経済の回復、インド太平洋地域の平和と安定、気候変動問題への対応、自然災害への対処など、喫緊の課題は尽きることがありません。私たち国会議員は、これら内外の懸案事項に引き続き全力で取り組んでまいります。
本院が創設されてから今年で７５年を迎えます。「良識の府」、「再考・熟慮の府」としての役割を踏まえつつ、変化し続ける時代の要請に対し、本院がいかなる使命を果たせるのか、改めて深く考えてまいりたいと存じます。今年の夏には、参議院議員通常選挙が行われます。３年に１度のこの機会が、皆様の参議院への関心を高めるきっかけとなり、積極的な政治参加につながれば幸いです。
最後に、世界が日常を取り戻し、この一年が皆様方にとりまして平安なものとなりますよう、心よりお祈り申し上げ、私からの新年の御挨拶といたします。
令和４年 元旦
参議院議長