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議長のあいさつ


 年頭所感

議長の写真

 皆様には、新しい年の始まりをお健やかにお迎えになられたことと存じます。
 昨年は、豪雨、地震、台風など多くの自然災害に見舞われた一年でありました。被災地の復旧・復興に率先挺身取り組んでおられる皆様方に深く敬意を表しますとともに、被災された方々が一日でも早く、普段通りの生活を取り戻されますことを心から祈念申し上げます。
 参議院におきましては、昨年、参議院改革の一環として、行政監視機能を強化することを各会派で合意しました。国政への信頼に関わる様々な問題が明らかになる中、行政を適正に監視し、国民の負託に応えていかなければならないと考えております。
 また、本院の課題である一票の較差是正につきまして、様々な議論がありましたが、法律を改正するに至りました。本年は、通常選挙が予定されておりますが、日本のより良い未来のため、国民の皆様方には積極的な政治参加を期待する次第です。
 さて、本年5月には、新元号の下、新たな時代が幕を開けます。天皇陛下におかれましては、常に国民に寄り添い、数々の御公務に心を込めて取り組んでこられました。平成の御代30年にわたる御事蹟に心より感謝申し上げますとともに、天皇陛下の御退位と皇太子殿下の御即位が、国民の祝意の中でつつがなく行われますことを心より願っております。
 現在、内外ともに課題が山積しております。本院は、衆議院の補完・抑制・均衡の機能を発揮しつつ、任期6年の特性を活かし、長期的・総合的な観点から様々な課題について真摯に議論を重ね、「良識の府」として、その使命を果たしてまいりたいと存じます。
 この一年が皆様方にとりまして、穏やかで、平安なものとなりますことを心よりお祈り申し上げ、私からの新年の御挨拶といたします。


 平成31年 元旦

参議院議長「伊達 忠一」(議長の署名)