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議長のあいさつ（年頭所感）

議長のあいさつ

議長の写真年頭所感

　皆様には、新しい年の始まりをお健やかにお迎えになられたことと存じます。
　昨年は戦後７０年の節目に当たり、改めて先人の御労苦を偲ぶとともに、我が国の歩むべき道に、より一層思いを馳せる１年となりました。国会におきましては、会期２４５日間の長きにわたる常会において、我が国の安全保障法制を始め、内政・外交の各般に及ぶ重要な法案の審査及び調査に取り組んだ１年でございました。
　また、参議院の喫緊の課題であります一票の較差是正につきましては、各会派による精力的かつ真剣な御議論を経まして、昨年一定の結論を見るに至りました。私も議長就任以来、この問題解決に向け力を注いでまいったところであります。今夏の参議院議員通常選挙が新しい制度の下で実施されることに、議長として深い感慨を覚えるとともに改めて身の引き締まる思いがいたしております。
　我が国が将来にわたり豊かさを保ち、人々が安心して毎日を暮らすためには、私ども国会議員が、山積する課題について真摯に議論し、解決策を講じていかなければなりません。
　本年の常会は１月４日に召集されます。本院が引き続き議員任期６年の特徴を生かして、長期的・総合的な観点を踏まえた審議や調査活動を進め、国民の負託に十分応えられますよう、私も議長としての職責を全力で果たしてまいりたいと存じます。
　この一年が皆様にとりまして、穏やかで、平安なものとなりますことを心よりお祈り申し上げ、私からの新年の御挨拶といたします。

参議院議長「山崎　正昭」（議長の署名）