寬仁親王殿下が薨去されたことを承り、誠に哀悼の至りに堪えません。
殿下は、心身に障害を持つ者がスポーツを通じて自立し、社会参加できるように自ら指導に当たられるほか、難病者や重度障害者の自立のための施設の建設・運営に取り組まれるなど、障害者福祉の増進に大きく尽くされました。また、スポーツ振興を始め、青少年育成、国際親善に幅広く御活躍遊ばされ、国民も殿下のお人柄に親しみを持ちながら、御闘病の中にあっても御公務を果たされるお姿に深い敬慕の念を抱いてきたところでございまして、この度の悲報には痛惜一層のものがございます。
殿下の御霊の安らけく静まりますことを、心より祈念するものでございます。