平成20年8月23日~30日
参議院は、ODA調査派遣第2班を、8月23日(土)から30日(土)まで、フィジー及びツバルに派遣しました。
フィジーでは、スバにおいて、無償資金協力により供与された植民地戦争記念病院小児病棟、新医薬品供給センター、南太平洋大学情報通信技術センター及び海洋研究施設等の視察を行うとともに、JICAの青年海外協力隊の活動先を訪問しました。また、ナンディにおいて、無償資金協力により供与された気象局の気象観測・予報設備等を視察するとともに、マングローブの植林を行うNGOの活動先を訪問しました。さらに、青年海外協力隊、シニアボランティア、NGO等の現地ODA関係者と意見交換を行いました。
ツバルでは、無償資金協力により供与されたプリンセスマーガレット病院建設・医療機材、離島漁村間連絡船、フナフチ環礁電力供給施設、フナフチ港改善施設等の視察を行うとともに、草の根・人間の安全保障無償により供与されたフナフチ島太陽光発電設備、フナフチ島給水施設、フナフチ国際空港化学消防車、ツバル女性ハンディクラフトセンター施設等の視察を行いました。さらに、環礁内で、ボートを利用して気候変動による影響の現状を視察したほか、豪州の援助案件であるアマツク船員学校を視察しました。このほか、テリト総督、イエレミア首相、フィナカソ運輸大臣等を表敬訪問し、意見交換を行うとともに、フナフチ・カウプレ(村落共同体)等のツバル島民、ODA関係者のツバル在留邦人と意見交換を行いました。