参議院では、ＯＤＡ調査のための議員団第２班を、２月４日（月）から１３日（水）まで、インド及びネパールに派遣しました。

調査団は、インドでは、ムンバイにおいて、草の根無償資金協力により供与された巡回学校用スクールバスや無償資金協力により医療機材が供与されたサー･ジェイ･ジェイ病院などの視察を行いました。また、デリー及びその周辺において、有償資金協力により建設された下水処理場やデリーメトロ、無償資金協力により建設されたニザムディン橋、青年海外協力隊員が活動しているデリーパブリックスクールなどを視察したほか、インド財務省のバンサル国務大臣を表敬し意見交換を行いました。

ネパールでは、カトマンズにおいて、無償資金協力により機材が供与されたトリブバン国際空港や正規教育を受けられない子どものためのノンフォーマル教育プロジェクトなどの視察を行うとともに、ヒマラヤにおける氷河湖問題について、国際総合山岳開発センター（ＩＣＩＭＯＤ）より概要を聴取するなど調査を行いました。また、ポカラにおいて、草の根・人間の安全保障無償資金協力により建設中の障害児教育訓練センターやフェワ湖の環境保全のための技術協力プロジェクトなどの視察を行いました。

このほか、インド及びネパールにおいて、現地で活動されている青年海外協力隊員、シニア海外ボランティア、ＪＩＣＡから派遣されている専門家の方々との意見交換を行いました。

（参考）派遣概要