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参議院本会議決議本文

第7回国会

昭和25年2月17日 
参議院本会議 

外航配船促進に関する決議

 日本船舶による輸出入物資の輸送は、わが国経済自立上国際収支改善の見地より、はた又民間自由貿易の不可欠の要件として、その制約は占領下の現在止むを得ない事情があるとはいえ、可及的に緩和せらるべきである。
 特に経済九原則の実施と均衡国家財政の確立とのため船舶運営会予算の極度に圧縮された現在商業的ベースによる外航配船の促進は、船主経済自立上の絶対条件となつている。よつて政府は、邦船の商業的ベースによる外航配船促進の意義と重要性とを認識し、これが実現のため速かに最大の努力を払われんことを要求する。
 右決議する。