第186回国会(常会)
質問第九五号 新国立競技場建設に関する質問主意書 右の質問主意書を国会法第七十四条によって提出する。 平成二十六年五月八日 有田 芳生
参議院議長 山崎 正昭 殿 新国立競技場建設に関する質問主意書 二〇二〇年東京オリンピック・パラリンピックの開催に向けて、新国立競技場建設が進められようとしています。しかし、有識者並びに地元住民から周辺の環境に対する影響等について懸念する声があがっています。この新国立競技場建設に関連する問題について、以下質問します。 一 現国立競技場内にある彫刻、レリーフ、壁画などの美術品にはどういうものがありますか。リストを示して下さい。さらにそれら美術品の保存・保管・再設置のための計画と予算はどうなっていますか。とくに建物と一体になっている壁画などの保存をどう計画しているのでしょうか。また、現地保存を考えているのですか。以上四点について、政府の見解と併せてお示し下さい。 二 二〇二〇年東京オリンピック・パラリンピック競技大会実施段階環境影響評価調査計画書の計画図はいつ誰が書いたのですか。 三 都市計画の大幅な変更が必要とされた経緯、あるいは必要性について、国立競技場将来構想有識者会議専門部会ではどんな議論が行われたのですか。議事録と資料をお示し下さい。 四 二〇一一年三月に株式会社久米設計より提出された国立競技場改修のための調査と改修案はどういう内容ですか。抜粋ではなく全体をお示し下さい。 五 新国立競技場の敷地となる範囲において現在の緑地と新国立競技場建築後の緑地の面積の内訳をお示し下さい。また既存樹木はどれだけ伐採されるのですか。 右質問する。 |