質問主意書

第180回国会(常会)

答弁書


答弁書第一九二号

内閣参質一八〇第一九二号
  平成二十四年七月二十四日
内閣総理大臣 野田 佳彦   


       参議院議長 平田 健二 殿

参議院議員山谷えり子君提出航空自衛隊の次期主力戦闘機(FX)の機種選定に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。



   参議院議員山谷えり子君提出航空自衛隊の次期主力戦闘機(FX)の機種選定に関する質問に対する答弁書

一及び二について

 米国は、深刻な財政危機を背景として、国防費の削減等のために、平成二十四年一月下旬、五年間で百七十九機のF-三五の調達の先送りを決定したものと承知している。また、その他の国のF-三五の調達機数や調達ペース等についても情報収集を行っているが、各国がそれぞれの安全保障環境や財政状況等を踏まえて決定しているものと認識している。
 我が国としては、今般の次期戦闘機の機種選定において、提案者に対し、提案内容の厳守を求めてきているだけでなく、機種選定後の平成二十四年一月下旬には、米空軍参謀長より、提案内容を厳守する旨の航空幕僚長宛ての誓約書を受領しており、また、同年五月二十二日から二十六日までの間、神風防衛大臣政務官が訪米し、防衛省の要求する平成二十九年三月末までに米側の提案内容どおりの機体を納入するよう要請したのに対し、米側からは提案内容の実現に全力を尽くす旨発言があった。
 こうしたことから、防衛省の要求する期限までに米側の提案内容どおりの機体が納入されるものと考えている。