質問主意書

第171回国会(常会)

答弁書


答弁書第四三号

内閣参質一七一第四三号
  平成二十一年二月二十四日

内閣総理大臣臨時代理           
国務大臣 河村 建夫   


       参議院議長 江田 五月 殿

参議院議員喜納昌吉君提出万能ワクチン開発に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。



   参議院議員喜納昌吉君提出万能ワクチン開発に関する質問に対する答弁書

一及び三について

 厚生労働省としては、新型インフルエンザ対策において、ワクチンの活用は重要であると考えており、その研究開発や備蓄等の施策を推進しているところである。
 また、御指摘の報道は、平成十八年度からの三年間、厚生労働科学研究費補助金の対象事業として実施された「細胞性免疫誘導能を持つペプチド結合リポソームを応用したウイルスワクチンの創製」に関する研究(以下「ワクチン創製研究」という。)についてのものであると承知しているが、ワクチン創製研究については、マウスを対象に試験を行った基礎的な研究段階にあるため、今後の進展を見守りつつ、その取扱いを検討してまいりたい。

二について

 厚生労働省としては、ワクチン創製研究に対し、平成十八年度において二千二百五十万円、平成十九年度において二千三百四十四万二千円及び平成二十年度において二千四百十七万五千円の合計七千十一万七千円を補助してきたところである。