第171回国会(常会)
質問第二四四号 麻生太郎内閣総理大臣の外交に関する質問主意書 右の質問主意書を国会法第七十四条によって提出する。 平成二十一年七月十五日 喜納 昌吉
参議院議長 江田 五月 殿 麻生太郎内閣総理大臣の外交に関する質問主意書 麻生内閣も終焉を迎えつつあり、このほどイタリアで開催されたG8首脳会議が最後の総理外遊になる公算が大きい。就任時から「外交の麻生」を売り物にしていた総理ゆえに、ここで外交活動の総決算をすべきである。よって以下、質問する。 一 総理就任後の外遊先・日程・目的をすべて時系列的に明示されたい。 二 外遊にかかった総費用を、主な支出項目別支出額とともに明らかにされたい。 三 外遊の合計日数を明らかにされたい。 四 外遊に同行した随員の延べ人数を明らかにされたい。 五 総理が東京もしくは日本に迎えた外国首脳(元首、政府首班、閣僚、国際機関最高指導者等)をすべて時系列的に明示されたい。 六 麻生政権下で東京もしくは日本で行なわれた外交に関わる総支出を明らかにされたい。 七 以上を踏まえつつ、麻生外交の成果を、そう捉える理由とともに明らかにされたい。 八 麻生外交が達成できなかったことを、その理由とともに明らかにされたい。 九 麻生総理が「やり残した」と思う外交があれば、それを明らかにされたい。 十 バラク・オバマ米大統領が「核兵器のない世界実現」という遠大な理想を打ち出したことから、来日する外国首脳らに被爆地、広島・長崎の訪問を促すべきだという意見が出ている。外国首脳の被爆地訪問の外交上の重要性をどう捉えているか、明らかにされたい。 十一 過去に広島もしくは長崎の被爆地を公式および非公式に訪問した外国首脳を時系列的に明示されたい。 右質問する。 |