質問主意書

第145回国会(常会)

答弁書


答弁書第三号

内閣参質一四五第三号

  平成十一年二月二十三日

内閣総理大臣 小渕 恵三   


       参議院議長 斎藤 十朗 殿

参議院議員照屋寛徳君提出米軍普天間飛行場への米海兵隊垂直離着陸機MV-22オスプレイの配備に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。


   参議院議員照屋寛徳君提出米軍普天間飛行場への米海兵隊垂直離着陸機MV-22オスプレイの配備に関する質問に対する答弁書

一、三及び四について

 御指摘の米軍関係者の発言については、その報道は承知しているが、その発言の具体的内容は承知していない。
 当該報道を受け、アメリカ合衆国国防省に対し、御指摘の垂直離着陸機MV-22オスプレイ(以下「MV-22」という。)の沖縄への配備に関するアメリカ合衆国政府の見解を照会したところ、同国国防省から、同国政府としては、現時点においてMV-22の沖縄への配備について何ら具体的な予定は有していない旨の回答を得たところである。また、これまでアメリカ合衆国政府から将来のMV-22の沖縄への配備計画に関しては、御指摘の文書を含め一切説明を受けたことはなく、これを承知していないところであり、現時点において、お尋ねのような仮定の議論も含め、お答えすることは困難である。
 お尋ねの普天間飛行場に関するSACO最終報告(平成八年十二月二日)にいう「短距離で離着陸できる航空機」とは、特定の機種の航空機を念頭に置いたものではない。

二について

 御指摘のCH-46E、CH-53E及びMV-22の速力、航続距離、積載能力、機体の特徴等については、アメリカ合衆国海兵隊の公刊資料等によれば、別表のとおりであると承知している。

五について

 MV-22の沖縄への配備について、アメリカ合衆国政府は現時点において何ら具体的な予定を有していないと承知しており、御指摘のような調査検討を行ったことはない。

別 表