請願

 

第198回国会 請願の要旨

新件番号 1629 件名 イージス・アショア配備計画の撤回に関する請願
要旨  政府は、陸上配備型迎撃ミサイルシステムイージス・アショアの配備候補地が秋田県と山口県の二か所であると二〇一八年五月に正式発表した。六月一日、防衛省の大野政務官が山口県庁を訪れ、山口県・萩市・阿武町に適地調査の説明を行った。防衛省は、六月十七日・十八日・十九日の三日間にわたり住民説明会を開催し、その翌々日、適地調査の参加業者を募る入札公告を出した。住民説明会における住民・市民の不安や疑問をよそに、憲法や地方自治の理念をないがしろにしたイージス・アショア配備ありきの強行に憤りを覚える。自衛隊演習場の目的から大きく逸脱した巨大ミサイル基地が出現すれば、地域の自然・生産・生活環境を破壊するのみでなく、米国と一体化した集団的自衛権の行使に道を開くことになる。その結果として、住民・市民・国民を戦闘に巻き込む事態を招き、平和なふるさとは一転して攻撃目標となってしまう。戦争をせず、戦力を持たず、平和外交によってふるさとを守り、米国企業から一基が一千億円以上とも言われるイージス・アショアを購入するより、福祉・医療・教育の充実に血税を充てることを望む。住民・市民・国民の平和のうちに生存する権利を奪い、軍事の際限ない拡大につながりかねないイージス・アショア配備計画の撤回を求める。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、「イージス・アショア」配備計画を撤回すること。

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