請願

 

第197回国会 請願の要旨

新件番号 122 件名 子供のための予算を大幅に増やし、国の責任で安心できる保育・学童保育の実現を求めることに関する請願
要旨  保育所・学童保育は、誰もが安心して子供を産み育て、働き続けられる社会を実現するために不可欠な社会的資源である。保育・学童保育を充実することは、子供の権利を保障することにもつながる。しかし、待機児童問題に対応するために、保育施設が守るべき基準を切り下げて保育の量を増やそうとする動きがあり、子供の命や安全、発達が脅かされることが懸念されている。また、保育を支える職員の処遇は低く、労働環境も悪化し、保育士不足が深刻化している。専門性を蓄積して働き続けることも難しい状況である。このままでは、保育・学童保育の機能が十分に発揮されず、誰もが安心して子育てができる社会環境や子供の権利が守られる社会の実現は困難である。今こそ、国・自治体の責任で保育・学童保育の充実を図ることが求められている。安心できる保育・学童保育を実現するために、子供のための予算を大幅に増やすなど、国として積極的な取組を進めるよう求める。
 ついては、次の措置を採られたい。

一、子供のための予算を大幅に増やし、国の責任で安心できる保育・学童保育となるよう以下について実現すること。
 1 職員の賃金・処遇を改善すること。
 2 全ての子供が等しく質の高い保育を無償で受けられるようにすること。

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