請願

 

第197回国会 請願の要旨

新件番号 74 件名 社会保障制度に関する請願
要旨  我が国は、超高齢社会・人口減少社会となったが、長生きして良かったと実感できる活力ある長寿社会の実現が急務となっている。誰もが安心できる社会保障制度の構築、公務員が心置きなく職務に専念し、国家・社会の発展に貢献できる公務員制度の確立を希求する。
 ついては、次の措置を採られたい。

一、公的年金制度の持続可能性を高めるには、高齢者の年金減額によるのではなく、安定した雇用と着実な経済成長による税収及び保険料収入の増加等により行うこと。
二、超高齢社会・人口減少社会で、労働力人口の確保のために、六十五歳定年制の実現及び在職老齢年金制度の改善を図ること。
三、女性が働きやすい環境を整えるため、育児休業制度の充実、子育てに伴う家計負担の軽減策及び社会全体が子育て支援に積極的に参画する方策を講じること。
四、現役世代との公的年金の給付水準比較に当たっては、現役世代と同様に各種保険料等を年金から控除するとともに単身高齢世帯の増加にも留意し、複数のケースで実施すること。
五、高齢者の年金は、国の経済特に地方経済を下支えしている現状に配慮し、年金減額は慎重に行うこと。
六、社会保障改革(特に年金・医療・介護)に当たっては、年金生活者の負担が過重にならないよう特段の配慮をすること。

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