新件番号 | 2688 | 件名 | 生活保護制度の充実に関する請願 |
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要旨 | 命のとりでである生活保護制度は、今、大きな岐路に立たされている。二〇一三年度から続いた三度にわたる生活扶助基準引下げ、住宅扶助・冬季加算の削減により、生活保護利用者は、社会や地域から孤立し、人間らしい暮らしを送ることが難しくなっている。また、給付型奨学金の創設に一歩を踏み出したとはいえ、子供の貧困問題は依然として深刻である。貧困の連鎖を防ぎ、安心して暮らせる社会をつくるためにも、今こそ、教育や社会保障に予算を重点配分する転換が必要である。 ついては、憲法第二十五条がうたう社会保障の実現を目指し、次の事項について実現を図られたい。 一、社会保障への予算配分率を先進ヨーロッパ諸国並みに引き上げること。 二、生活保護世帯の子供の大学・専門学校等への進学を認めること。 三、生活保護の母子加算の削減や級地の見直し等更なる生活保護基準の引下げをしないこと。 四、生活扶助基準・住宅扶助基準・冬季加算を元に戻し、夏季加算を創設すること。 |