請願

 

第196回国会 請願の要旨

新件番号 2681 件名 低所得世帯の学費減免と給付型奨学金の拡充等に関する請願
要旨  命のとりでである生活保護制度は、今、大きな岐路に立たされている。二〇一三年度から続いた三度にわたる生活扶助基準引下げ、住宅扶助・冬季加算の削減により、生活保護利用者は、社会や地域から孤立し、人間らしい暮らしを送ることが難しくなっている。また、給付型奨学金の創設に一歩を踏み出したとはいえ、子供の貧困問題は依然として深刻である。貧困の連鎖を防ぎ、安心して暮らせる社会をつくるためにも、今こそ、教育や社会保障に予算を重点配分する転換が必要である。
 ついては、憲法第二十五条がうたう社会保障の実現を目指し、次の事項について実現を図られたい。

一、教育への予算配分率を先進ヨーロッパ諸国並みに引き上げること。
二、低所得世帯の学費減免と給付型奨学金を拡充すること。

一覧に戻る