請願

 

第196回国会 請願の要旨

新件番号 2066 件名 自動車運転適性運用基準の見直しに関する請願
要旨  てんかんはあらゆる年齢で発病する脳の病気であり、全国に約百万人の患者がいる。早期診断・治療により、七〇%以上の人が発作のない生活を送ることができる。てんかん発作には、一瞬手足がピクンとしたり短時間ぼんやりするだけの小さなものから全身けいれんまで様々な症状がある。また、不安や鬱、行動障害などの合併障害、医療、生活、学校や仕事の問題など、発作以上にてんかんのある人に深刻な悩みをもたらすことがある。さらに、二〇一一年の交通事故報道以降、てんかんが一くくりに扱われ、とても危険な病気であるかのように誤解された。そのため、全国からいじめや解雇などの不利益事例がたくさん報告されることとなり、てんかんに対する正しい理解と多様な支援が求められている。
 ついては、てんかんのある人とその家族が安心して暮らせる社会の実現のため、次の措置を採られたい。

一、交通に関しては、科学的根拠に基づく自動車運転適性運用基準の見直しを推進すること。

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