請願

 

第196回国会 請願の要旨

新件番号 267 件名 改憲をやめ、憲法を守りいかすことに関する請願
要旨  二〇一七年、日本国憲法が施行されて七十年を迎えた。日本国憲法は、おびただしい犠牲をもたらした戦争への深い反省の上に、二度と戦争はしないと第九条で誓い、恒久平和、国民主権、基本的人権を掲げてきた。ところが、安倍政権は、憲法違反の戦争法(安保関連法)を強行し、戦闘地域の南スーダンPKO(国連平和維持活動)へ、駆け付け警護など武器使用を含む新たな任務を付与して自衛隊を派兵した。また、衆参両院で改憲勢力三分の二を手にした安倍政権は、改憲に本格的に手を付けるために衆参両院の憲法審査会を再開、改憲発議を狙い、本丸の第九条改悪へと突き進もうとしている。日本国民は、憲法によって誰もが個人として尊重され、命が守られ、自由に幸せを求めて生きていくことを保障されており、それが国の責務と明記されている。今、あらゆる世代に貧困と格差が広がり、暮らしへの不安が大きくなっている。「不安定雇用やブラック労働をなくして」「安心して預けられる認可保育園を」「年金制度や介護制度の充実を」「給付制奨学金を」など切実な願いがあふれている。今、するべきことは、平和と豊かな人権を保障する日本国憲法を変えることではなく、憲法をいかして、平和・命・人権を守る政治に変えていくことである。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、改憲をやめ、最高法規にふさわしく憲法を国政のあらゆる施策にいかすこと。

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